第3回ミニアイデアソン

アイデアを
見つけ、選ぶ

新規性と実現可能性を分け、
効果量予測と必要コストで価値を考える。

今日の話

  1. アイデアとは
  2. 新規性と実現可能性
  3. 今のアイデアと未来のアイデア
  4. 効果とコストを見積もる

1. アイデアとは

アイデアの定義
(『デジタル大辞泉』より)

思いつき。
新奇な工夫。着想。

1. アイデアとは

アイデアと、アイデアの評価を分ける

アイデア

何を、どうするか

≠

評価

新規性
実現可能性
効果量予測
必要コスト

2. 新規性と実現可能性

似ているようで、別の質問

新規性

どれくらい新しい?

何と比べて、仕組み・使い方・組み合わせがどれくらい違うか。

実現可能性

今の条件でできる?

技術・お金・時間・人など、今ある条件で実行できるか。

2. 新規性と実現可能性

案を二つの軸に置いてみる

高い ↑ 実現可能性 ↓ 低い
新規性 低
実現可能性 高
既存の方法を、今の条件で実行できる。
新規性 高
実現可能性 高
既存との差があり、今の条件で実行できる。
新規性 低
実現可能性 低
既存との差が小さく、今の条件では実行しにくい。
新規性 高
実現可能性 低
既存との差はあるが、今の条件では実行しにくい。
新規性 低い ← → 高い

2. 新規性と実現可能性

二つの軸だけでは、
価値は決まらない

新規性

既存の案と、
どこが違うか

実現可能性

今の制約条件で、
実行できるか

価値は、効果量予測と必要コストで考える。

2. 新規性と実現可能性

「世界で初めて」は、
調べても断定しにくい

見つけやすい

残っているもの

今ある商品、公開された事例、特許など。

見つけにくい

消えていったもの

試したけれど失敗し、記録が残っていない案。

だから「誰も考えていない」を探すより、
何が変わったかを見る。

2. 新規性と実現可能性

今回の仮定

今のルールの中にある
分かりやすいすき間は、
かなり埋まっていると考えてみる。

これは事実の断定ではなく、探す場所を絞るための見方。

2. 新規性と実現可能性

変化の前後に、余白を探す

前は
できなかった

→

技術・コスト・
ルールが変わる

→

今なら
できるかも

ルールの変化は、新しい案の証明ではない。
探し始める場所を教える手掛かり。

3. 今のアイデアと未来のアイデア

Now・Wow・How

Now

今あるものを
自分に合わせる

知った方法を組み合わせる。コストや使いやすさを改善する。

Wow

生まれた余白を
早く見つける

変わった技術やルールのあとに、今できる案を探す。

How

未来の余白を
予想・創造する

今はできないことを、どうすれば可能にできるか考える。

分類名と二つの軸の出典:Gamestorming「How-Now-Wow Matrix」
※ カード内の「制約」と「余白」による説明は、発表者による独自解釈です。

3. 今のアイデアと未来のアイデア

「自分カスタム」は、
立派な価値を作れる

安くする

同じ目的を
少ない負担で

使いやすくする

迷い・手間・
待ち時間を減らす

合う形にする

自分たちの条件へ
組み直す

新規性が小さくても、
効果があり、負担が下がるなら価値がある。

4. 効果とコストを見積もる

価値を見る二つの問い

効果量予測

誰の、何が、どれくらい変わりそう?

と

必要コスト

お金・時間・手間が、どれくらい必要?

実行前は「予測」、実行後は「実測」。同じものとして扱わない。

4. 効果とコストを見積もる

新規性 = 価値ではない

とても新しい

でも、誰も変わらない

効果が小さい、または実行の負担が大きすぎる。

新しさは小さい

でも、よく役立つ

困りごとを大きく減らし、少ない負担で続けられる。

価値は、目的に対する効果と負担で考える。

やってみる

余白から、一案を組み立てる

目的

誰の何を
変えたい?

変化

技術・コスト・
ルールの何が変わった?

余白

前はできず、
今できそうなことは?

アイデア

何を、
どうする?

やってみる

出した案を、四つの評価軸で選ぶ

新規性

何と比べて、どこが違う?

実現可能性

今できる? 足りない条件は?

効果量予測

誰の何が、どれくらい変わる?

必要コスト

お金・時間・手間はいくら?

四つの軸を並べ、
どの案を選ぶか決める。

最後に

新しさを探す前に、
変わった条件を探そう。

アイデアを探す流れ

変化を探す。
なければ、調べる。

まず

ルールや状況の
変化があるか探す

なければ

みんなが考えたパターンを
たくさん調べる

自分なら

「こうするかな?」を加えて
自分カスタムを考える

今回のテーマ

「海外に日本の良いところを
売り込むには?」

さあ考えてみましょう!